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初心者が家庭菜園を始める場合にかかる費用。プランターを使用して野菜を栽培する際に必要な物と役立つ知識

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プランターで野菜の栽培するにあたってかかる費用と手間(労力)について

費用

  • 栽培時の初期設備費用(プランター、苗や種子、培養土、肥料、支柱、農薬代金など)
  • 栽培を毎年継続するための費用(土壌改良材、もしくは新しく培養土を買う)
  • 水道料金

手間(労力)

  • 収量は天候に左右される(日射量、気温、雨、台風など)。毎日の水やり。枝や茎、つるを支柱やネットに誘引し固定すること、作物ごとの芽かき、葉かき、摘心や追肥、栽培管理方法を学ぶこと。害虫の駆除。病気の予防など。
  • 収穫が完全に終わった場合、その都度土壌の改良(土の再生)が必要なこと。(プランター内の土を取り出し、乾燥と根や害虫の取り除き作業)(赤玉土、腐葉土、牛ふん、元肥、苦土石灰などを補充)

プランターを使用して野菜を育てるにあたって最低限必要な物品一覧

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ホームセンターなどで買えるもの

栽培に必要なもの備考価格
大きめのプランター
(底面に穴の開いている鉢、容器)
ダイソーでは直径38cm×高さ27cmの12号鉢(丸形、14L~16L)が330円で販売されている。
ホームセンターで販売されているプランター500型(51.5cm×33.5cm×25.8cm=24L)は520円前後で販売されているので耐久性などを考えた場合はそちらがおすすめ。(育てる野菜によって必要なサイズは違う)
あらかじめ紐が通せる穴や支柱を挿せる穴が開いているものやスノコが中に敷いてあり鉢底石が不要なものもある。
サイズによって様々、1個=300円~1100円前後。(LIFELEX菜園プランター深型69cm×30.9cm×38.3cm=45L=約1080円)
果菜類、根菜類は非常に大きくなるので小さいものより大きいものが良い(深さ30㎝以上)。土容量24L~45Lの大きいものがおすすめ。
苗、もしくは種接木苗が病気などに強いのでおすすめ。
種子=ダイソーで2袋で110円で販売されているものもある。
苗の場合、1株当たり=200円から400円前後
種の場合、ダイソーでは1袋=55円から110円。
培養土(数種類の用土や肥料が配合された土のこと)植物が栄養を吸収しやすく、適切な水分、空気を保持するために、腐葉土、砂、ピートモス、バーミキュライト、パーライト、石灰などのほか、堆肥、肥料を一定の割合で混ぜ合わせた土のこと。
栽培する植物に合わせて自作することも有効。
30L=約550円~800前後で販売
安いもの14L=220円前後から高いものまで様々(高い培養土の方が品質が良いものが多い)
化成肥料(無機質肥料)IB化成肥料のような緩効性のもの。速効性のもの。微量要素が添加されているもの。有機肥料が配合されているもの。肥料成分が高い、高度化成肥料と呼ばれるものなど様々ある。
緩効性のIB肥料や成分含有率N8-P8-K8(オール8)が使いやすいのでおすすめ。
10kg=約1800円~2300円前後
液体肥料ハイポネックス原液800mlや花工場原液800mlなどを希釈して使用する。速効性がある。肥料分の効果は長続きしない。 流動的な液肥はその場に長く留まることが出来ないので、肥料の与えすぎを防ぐ反面、施肥をする回数を増やさなければ、肥料分の補給ができない。
追肥に液体肥料のみでも栽培は可能。
ハイポネックスジャパン活力剤 「リキダス」と併用もおすすめ。
800ml=約550円
鉢底石プランターの水はけを良くする。根腐れ防止、プランターや鉢の底に敷く。ネットなどに入れると栽培終了時の片付けがラク。10L=約420円
殺虫剤、殺菌剤(農薬)、展着剤栽培を始めると必ず虫や病気が発生する
天然由来のものから化学合成品のもの、スプレーボトルタイプや希釈して使用するタイプなど様々存在する。希釈倍率、使用できる作物、回数に注意が必要。
約700円~1000円前後
苦土石灰(マグネシウム、カルシウム)カルシウム、マグネシウムの補充。
酸性土壌のpHの改善にも使用。
10㎏=約720円
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  • アーリーセーフ
  • 展着剤 ダイン

苗・種子(ホームセンターでの販売例)

品種名備考価格(時期、品種により価格は異なる)
接木ナス(千両2号)ナスは苗1本に対し、プランター20L以上が目安。(収穫量を増やしたい場合、深型の、より大きなものがおすすめ。30L~45L以上)約360円
接木トマト(中玉)(フルーツルビーEX)トマトは苗1本に対し、プランター15L以上が目安。(収穫量を増やしたい場合、深型の、より大きなものがおすすめ。)約360円
ミニトマト(天使のトマト)約220円
接木スイカ(赤大玉)約360円
枝豆(湯あがり娘)約270円
ゴーヤ(スーパーゴーヤ(白色))ゴーヤは苗1本に対し、プランター20L以上が目安(収穫量を増やしたい場合、深型のより大きなものがおすすめ30L~45L以上)約380円
ペピーノ(ゴールドNO.1)スペイン語できゅうりという意味を持つ。トマトやピーマンなどと同じナス科の植物(原産地はペルー、エクアドル)約330円
つるありスナップ(白花スナック)の種ダイソーで2袋110円約110円
とうもろこし(ピュアホワイト)の種ダイソーで1袋110円約110円
  • 他にも、苗ではキュウリ(接木苗430円)、シシトウ(100円)、トウガラシ(220円)、オクラ、パプリカ、カボチャ(ほっこり姫220円)、ピーマン(接木苗430円)、ブロッコリー、メロン(ころたん500円)、四季成り性イチゴ(ラブピンク270円)、バジル(140円)、アオジソ(140円)、パセリ(140円)などが販売されていました。

ダイソーやセリア(100均)でも買えるもの

栽培に必要なもの備考価格
園芸支柱、イボ支柱、風の影響で折れないようにするために使用。
長いもの(180cm~210cm)1本。短いもの(120cm)は2本で110円。長いものがおすすめ。
110円
アーチ形状支柱(U型園芸支柱80㎝3本)セリアで3本で110円、防虫ネットや防寒ビニール取り付けに使用。110円
スコップ植え付け時に使用。110円
プランター用 虫よけネット(ひも付き)セリアで販売。防虫対策。110円
トンネルパッカーもしくは洗濯ばさみダイソーで販売。アーチ形状支柱にビニール等を防寒対策などで取付けるときなどに利用。110円
じょうろ小さいもの(約1L)はダイソーや、セリアの園芸用品コーナー他、おもちゃのコーナーにもある。110円
結束バンド支柱に植物を固定、園芸ネットを固定するのに便利。110円
園芸ネットきゅうりやゴーヤ、スナップエンドウなどつる性の野菜をネットに誘引時に利用する。110円
遮光ネットダイソーで販売。遮光したい場合に利用。もしくはスイカのつるを絡ませるのに利用。4m。220円
鉢底ネットダイソーで販売。鉢底に大きな穴が開いている場合に使用。害虫の侵入防止。110円
バケツ土の取り出し、埋め戻しに。セリアではリサイクル樹脂製バケツ10Lが110円で販売されている。110円

土壌改良する際に使用するもの(必要に応じて補充、配合)

  • 土づくり、土壌改良=団粒構造形成による水はけ、水持ちの向上、通気性、保肥力の向上、微生物、菌類、養分をプラス。
  • 団粒構造とは=土壌粒子が陽イオンや粘土鉱物、有機物「腐植」などの働きによって結合し、小粒の集合体となったもの。団粒構造が発達した土は、保水性と同時に通気性や通水性にも優れ、作物の生育に好適な状態になる。
  • 微生物は有機物を分解し土の団粒化を促進する。化学肥料(無機質肥料)のみで栽培を続けるとエサとなる有機物がないので微生物が死んでしまう。微生物のいない土壌では植物病原菌や病害虫が繁殖しやすくなる。土が固くなり通気性、保水性や排水性、保肥力が悪くなる。
  • pHとは、土壌中の水素イオン濃度の量を示す。 土壌が酸性なのかアルカリ性なのかを示す指標。 植物により適正な土壌pHは異なり、 適さないpHの土壌に植物を植えると、重要な養分の吸収ができなくなり、植物の生長に大きな影響を与る。多くの作物はpH6.0~6.5の弱酸性の土壌でよく育つ
  • 窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)が肥料の三大要素。 石灰(カルシウム)と苦土(マグネシウム)を加えて五大要素。 その他、野菜が立派に育つためには、硫黄、鉄・マンガン・ホウ素、亜鉛、銅、モリブデン、などの成分が必要。
  • 石灰(カルシウム)=植物の細胞膜を丈夫にして病害虫に対する抵抗力をつける働き。
  • 苦土(マグネシウム)=葉緑素の核となる重要な成分。リン酸の吸収を促進。不足すると葉の脈の間が黄色くなる。
備考価格
腐葉土(落ち葉堆肥)通気性、保肥力、排水性、を兼ね揃える。 腐葉土自体にあまり肥料成分はないが、有機物を分解する微生物が多いため土と混ぜることで土壌自体に微生物が増加し、葉を分解する際に生成される養分で土壌が改善される。微量要素を含む。バーク入り腐葉土14L=約270円
バーク入り腐葉土30L=約600円
バーク(樹皮)堆肥樹皮が原料。分解スピードが遅い。繊維質が多く隙間に水を保持できる、腐植を多く含むので保肥力に優れている。
バーク堆肥は各種の微量要素を含む。
大量に入れると土壌の窒素を微生物が食べ尽くし「窒素飢餓」を引き起こすので注意。
完熟牛ふん(牛糞堆肥)ワラやおがくず、ウッドチップなど植物性副資材を混ぜ、発酵させたもの。牛は草を主食とする草食動物なので、糞には植物繊維が多く含まれている。微生物の活性化を促し、団粒構造の土を形成。水持ちなどを改良する。
完熟したものはほぼ匂わない。土壌改良の他、肥料成分も少し含む。また鉄や銅、亜鉛などの微量要素を含んでいる。
完全に発酵した、完熟、熟成したものを使用したほうが良い。
20L=約380円
発酵鶏ふん(鶏糞堆肥)(肥料)ニオイが強め。土壌改良効果は低め、pHはアルカリ性。窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)といった成分が多く含まれてるため主に肥料として利用。安価。カルシウム、マグネシウム、微量要素として鉄、亜鉛、銅、マンガン、ホウ素なども含まれている。アルカリ性。
10kg=約160円
微生物資材有用微生物を利用し、堆肥化の促進、土壌団粒形成、窒素固定、土壌病害虫の軽減に。カルスNC-R、AG土力、バチルス菌など
苦土石灰(マグネシウム、カルシウム)栽培、収穫によって失われた元素の補充。
酸性土壌のpHの改善にも使用。アルカリ性。
10㎏=約720円

その他、必要に応じて揃えるもの

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その他、必要に応じて揃えるもの備考価格
有機質肥料遅効性肥料。
油かす、発酵鶏ふん、魚粉・骨粉など
微生物の餌にもなる。
菜種油粕5kg=約880円
発酵鶏ふん10kg=約160円
活力剤 ハイポネックスジャパン活力剤 リキダス 800ml(フルボ酸・アミノ酸・カルシウム・鉄・銅・亜鉛・モリブデンなど配合)希釈して使用する。葉面散布が可能。約1000円前後
もみ殻くん炭もみ殻を原料として作られる炭のこと。
多孔質なもみ殻くん炭を土に入れることで、通気性、保水性、排水性を高める。
pH8程度のアルカリ性。
泥跳ね防止、マルチングとしても利用。
14L=約550円
柄の長いほうきダイソーで販売。こぼれた土などの清掃220円
ナメクジの殺虫剤ナメクジは野菜の葉、花などを食べる害虫。梅雨時期に大量発生する場合もある。(住友化学園芸のナメ退治ベイトは栽培している野菜の土壌近くに撒くことはできない)ナメ退治ベイトは330gで約670円
支柱自在ジョイント4Pセリアで販売、支柱サイズφ16mm。
支柱の固定に。
110円
片付けラクラク園芸シートダイソーで販売。持ち手があり四隅のボタンを留められるので土トレイとして使える。土の交換、入れ替え時に110円
ココナッツファイバー1個40g。セリアで販売。いちごの栽培時に水やりでの泥跳ねを防ぎ、病気を予防。(株元を必要以上に覆うと湿気がたまるので注意)110円
じょうろ水やりに使用ホームセンターにある4Lタイプじょうろは約550円。8Lタイプは約1080円
加圧式霧吹き(ペットボトル用)ダイソーで販売。殺虫剤の散布に使用。園芸用噴霧器は330円110円
支柱留め具プランター用の支柱留め具。ぐらつかないようにする。
麻ひも、ビニール紐、タイ、園芸テープ支柱の固定、誘引に使用。110円
ビニール袋寒い時期、寒い時間帯の防寒。風よけ。土の保管など用途は様々。110円
園芸鋏剪定作業に使用。110円
防鳥ネット鳥被害対策。110円
小さい筆やブラシ人工授粉の作業時に使用。110円
ダイソーで販売(低容量)価格
野菜の土 2.0L
赤玉土 1.5L
鹿沼土 1.5L
根腐れ防止ゼオライト 400g
パーライト1.5L
バーミキュライト 2.0L
腐葉土 2.0L
ピートモス(苔などの植物が腐植物質となって蓄積した泥炭を乾燥させたもの 。酸性)2.0L
鉢底石1.5L
発酵堆肥 約2.0L
油かす 450g
化成肥料 350g
花と野菜の肥料 鶏ふんペレット 約500g
苦土石灰 600g
有機石灰 400g
各110円

野菜を栽培する時に役立つ知識、用語

基本用土赤土、赤玉土(12L=約330円)、真砂土、黒土(14L=約270円)、鹿沼土(12L=約330円)など。
改良用土腐葉土、堆肥(バーク堆肥、牛糞堆肥など)、ピートモス(20L=約550円)、もみ殻くん炭、軽石(16L=約550円)、パーライト(20L=約1080円)、バーミキュライト(20L=約1080円)。
元肥(もとごえ、もとひ)植物の苗を植え付けるときなどに事前に与える肥料のこと。 すぐ肥料効果を期待する目的でないため、有機質肥料をベースにした遅効性の肥料か、緩効性肥料を使用。
追肥(ついひ)植物の生育に応じて必要な養分を追加で与えること。すぐに効果を期待するため、速効性のある液体肥料や化成肥料を使用。
腐植(ふしょく)土壌中で動植物が不完全に分解してできる黒褐色の有機質のこと。
植物養分の貯蔵庫として、また土壌の団粒構造の形成に土壌粒子間の接着剤として欠かすことができないもの。
腐植の作用により作物への水と養分の供給とが円滑になる。
肥料を与えすぎると逆に生育が悪くなる。肥料やけ。根が傷み水が吸えなくなる。枯れる。
つるボケする。収穫量が少なくなったり、病害虫の被害を受けやすくなる。
畑栽培とプランター栽培では育て方が異なる。プランター栽培では、土が乾きやすく、特に夏場は水分が蒸発しやすい。水やり回数が多くなるので肥料が流出しやすい。根の成長空間が限られている。
プランター栽培での水のやり方
(栽培する作物によっても水の必要量は異なる)
プランター栽培の場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える
真夏の気温が高い時間帯に水やりをすると、プランター内の水の温度が上昇し温水になってしまい根にダメージを与えることもあるため、夏場は早朝におこなうのが良い。(土が極度に乾燥している場合はその都度行う)
冬の水やりは、午前中から昼頃までには終わらせる。根が凍らないよう、夜の水やりは避ける。
徒長(とちょう)節間が延び、弱々しく伸びること。徒長すると病害虫に対する抵抗性が弱くなり、暑さ寒さなど環境の変化も受けやすくなる。 作物の収穫量にも影響を及ぼす。
徒長の原因日照不足、水やりのしすぎ、肥料過多、風不足など。
つるボケ窒素肥料のやり過ぎなどで、つるが伸び過ぎてしまうこと。 つるボケになると、つるや葉ばかりが茂り、着果が悪くなる。
土の酸度とはpHの値が7.0を「中性」。それより値が低い場合=「酸性」。高い場合=「アルカリ性」。多くの作物はpH6.0~6.5の弱酸性の土壌でよく育つ
EC値(電気伝導度)主に土壌中の残留養分や塩分濃度を知るための指標濃度指標。
土の中に肥料成分がどれくらいあるかがある程度分かる。一般に0.6~1.0程度が目安。EC値が低いと土の中の肥料成分不足を意味し、高いと土の中に溶けている肥料成分が多いことを表す。EC値が高すぎると根傷みが起こりやすくなる。
接木(つぎき)2種類の植物を接ぎ合わせ、両方の長所を兼ね揃えた植物を作ること。接ぎあわせる台木品種によって、様々な特性を苗に持たせることができる。(寒さに強い、又は暑さに強い台木を用いて接木をすることで、環境に強い苗ができる。病害虫に耐性のある台木を用いて接木をすることで病害虫に強い苗ができる。連作障害に耐性のある台木を用いて接木することで連作障害に強い苗ができるなど。)
連作障害同じ作物を同じ場所で繰り返し栽培すると、作物が次第に生育不良となる現象のこと。土壌を消毒する、もしくは連作しないで異なる品目の作物を栽培すること(輪作)で連作障害を回避できる。
連作障害がおこる原因前に栽培した野菜や使用した肥料により、土の中の栄養分に偏りがおき、土壌中に棲む微生物のバランスが悪くなったこと。有害微生物の増殖。特定の病害虫の増加など。
わき芽と芽かきわき芽とは葉や茎の付け根から出る芽(枝)のこと。植物の主軸の茎の生長をよくしたり、主軸につく実を大きくしたい場合に、わき芽を摘みとることを「わき芽摘み」または、「芽かき」という。芽かきは病原菌が入らないよう晴れた日の午前中に行うと良い。
芯止まり主枝の先端(芯)の生長が見られなくなる状態のこと。新葉が展開しなくなり草丈が伸びずに株が育たなくなる。
トマトを栽培する場合、芯止まりすることがあるのでわき芽を取る場合、芯止まりしていないかを慎重に確認したほうが良い。芯止まりが発生した場合、芯止まりが発生した近辺のわき芽を新たな主枝として利用することで株を大きくできる。芯止まりが発生しているのにわき芽を全て取ってしまうと、株が大きくならない可能性が高くなる。(トマトの特性から時間が経てば下部の方からわき芽が出てくる可能性もあるが必ず出てくるわけではない)
摘心(てきしん)、
芯止め(しんどめ)
苗の最先端(芽)部分を鋏などで摘み取り、わき芽(側枝)を発生、成長させること。「芯止め」とも呼ばれる。摘心したほうが収穫量が増える作物がある。
摘果(てきか)果実の一部を摘み取ること。これにより残った果実に栄養が集中し、より大きく、甘く、美味しい果実を収穫することができる。
葉かき(摘葉)無駄な葉を取り除く作業のこと。葉が密集していると、日光や空気が適切に作物に届かず生育が阻害されるため、葉かきをすることで作物の生育を促進する。また、密集した葉は湿気をためやすく、病気の原因や害虫の発生をまねくため定期的に葉かきを行う。
仕立て(整枝)伸長させる主枝や蔓の本数や配置、草姿のこと。 果菜類では、1本仕立て、2本仕立て、3本仕立て、などがある。 瓜類では、親づる1本仕立て、小づる2本仕立て、など目的に応じて使い分ける。
(①植物のエネルギーを効果的に配分し、果実や花の収量を向上させる。②管理をしやすくする。(仕立てをしないと側枝が伸び放題になって、日々の管理が難しくなる。)
葉面散布作物の葉面に養分が含まれた溶液を散布し、吸収させる施肥の方法のこと。
自然受粉昆虫や風の力により行われる受粉。
人工授粉確実に実を付けるため人為的に授粉を行うこと。低温や降雨によりミツバチが飛んでないときなどに、雄花のおしべの花粉を雌花のめしべの柱頭に軽くなすりつけて、人工的に交配する。雨の日だと花粉が流れてしまうため、晴れの日に行う。
マルチング植物の株元の地表面を敷きわらやビニールなどで覆うこと。
(土の乾燥や温度変化を緩和する。泥跳ねを防止し土壌病害の被害を軽減する。雑草の発生を抑制する。)
家庭菜園における害虫農作物を食べたり病気を運ぶ虫のこと。
1階の庭に面した場所でプランターで栽培する場合、高頻度でいろいろな虫が発生し、葉や花などが食べられる。特にハダニナメクジダンゴムシアブラムシ蛾の幼虫など。駆除のための薬剤も何種類か用意する必要があるのでコスト高の要因になる。
薬剤抵抗性同じ作用機構の薬剤を使い続けることにより、効果の高い農薬を散布しても生き残る害虫が出て、被害を防げなくなること。殺虫剤だけでなく、殺菌剤でも同じ作用機構の薬剤を何度も使用すると、耐性菌の発達を促し農薬の効果が低下する。
展着剤農薬を散布する際、散布対象への付着を容易にするため、媒介的に用いられる薬剤のこと。

野菜の栽培、園芸に関するおすすめのWEBサイト、YouTubeチャンネル

WEBサイト

YouTubeチャンネル

  • 以下はダイソーで売っている種について動画(塚原農園)

家庭菜園は節約になるかどうか?元はとれるか?その他の注意点

  • 節約目的でプランターでの野菜栽培を考えている場合、コストパフォーマンス(費用対効果)は低いということ。食べる時に食べる分をその都度買った方が安いと思います。主な理由は、栽培するための初期設備費用や水道料金、収穫時期や収穫量は天候や病害虫に左右されコントロールしにくく、育て方の上手さ、経験に左右されることなど。(日射量、気温、雨、台風、害虫の発生、病気の発生)(土の配合、仕立て方(整枝)、水のやり方、追肥の種類、量やタイミングなど)
  • 1階の庭に面した場所で栽培する場合、特に害虫が発生しやすい。毎日、茎や葉の裏を「アブラムシ」や「ハダニ類」、「蛾の幼虫」がついていないか点検し駆除する作業はとても手間に感じられる。その他、梅雨どきには「ナメクジ」が大量発生したり、トウモロコシを育てる場合「アワノメイガの幼虫」が発生する。駆除や予防するためのスプレーボトルタイプの農薬や、粒剤は高コストの要因になる。
  • スプレーボトルタイプの農薬は量が少ないので、多くの野菜を栽培する場合は自分で希釈して作るタイプの農薬を買うと良い。(薬剤抵抗性を考慮して別系統のものを数種類揃えることが必要&展着剤が必要。)
  • ダニ類は小さくて見逃しやすいので特に注意が必要。ダニ類に新芽を食べられると、芯止まりになってしまう可能性があるので被害の兆候があれば早めに農薬を散布する&わき芽や子づるを多めに残しておくと良い。