2024年に発売された おすすめの本について
- 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
脳研究者、池谷裕二(いけがやゆうじ)さんの本は「進化しすぎた脳」(2004年)や「単純な脳、複雑な「私」」(2009年)などもおすすめです。今回、高校生への脳講義シリーズの最新刊「夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす」が2024年3月に発売されました。
今回も一般の人向けに分かりやすい内容で書かれているので、脳について知りたい方、科学や人工知能に興味がある方などにおすすめです。
- 「なぜ脳は存在するのか、僕らはなぜこんなに大きな脳を持ってしまったのか、時間はなぜ存在するのか、この世界は現実なのか、人工知能にとって人間とはなにか、私とはなにか――数々の問いを巡らせていくと、全てがつながり、思いもよらない答えを導く。人気脳研究学者である著者が、3日間にわたっておこなった圧倒的迫力の講義録。」
印象に残った言葉
- イギリスの哲学者デイヴィッド・ヒュームは「科学は経験の繰り返しから生じた信念にすぎない」と言っている。科学と宗教は、二律背反で対極的な存在ではなく、むしろ連続体だ。
- いま感じているこの現実は、脳が演出するバーチャル世界
- 現実とは、夢そのもの
- 自作自演の映画を自分で鑑賞している状況
- 科学とは自然の摂理を、人の脳に理解可能な言語に翻訳するとことんヒトらしい、ヒトにとってのみ意味のある所為