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ベランダで24Lプランターを使用しての大玉スイカ栽培の様子、育て方。初心者でも大玉スイカは上手く育てられるのか?

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ベランダで24Lのプランターを使用しての大玉スイカ栽培の様子、育て方。初心者でも大玉スイカは上手く育てられるのか?

初心者が家庭菜園を始める場合にかかる費用。節約になるかどうか?プランターを使用して野菜を栽培する際に必要なものと役立つ知識

栽培環境と栽培に使用したもの

栽培株数接木大玉スイカ(品種不明、赤大玉?) 計2株
栽培場所2階ベランダ(エアコン室外機手前までの長さ約2.8m、横幅約94cm)
日当たり良好(ほぼ1日中)
風通し良好
雨よけあり(ベランダ内は雨はほぼ当たらず)
仕立て方スイカ①(小づる3本仕立て1果取り)スイカ②(小づる5本仕立て1果取り)
元肥入り培養土元肥入り培養土
容器(プランター)ダイソーで販売している買い物かご(440円)
(46.6cm×34.2cm×深さ26.5cm)
LIFELEX 菜園プランター500型 24L
(約550円)
(51.5cm×33.5cm×深さ25.8cm)
ダイソー遮光カーテン(110円)
巻きひげを絡ませるのに使用ダイソー遮光ネット(88cm×4m)(220円)ダイソー遮光ネット(88cm×4m)(220円)
つるを伸ばす方向ベランダ端からエアコン室外機方向へエアコン室外機手前からスイカ①が置いてあるベランダの端方向へ
鉢底石鉢底石
もみ殻くん炭もみ殻くん炭
牛ふん堆肥牛ふん堆肥
苦土石灰苦土石灰
その他、使用品
固形化成肥料(オール8)じょうろ(幼苗時1L、成長後6Lタイプ)
液肥(ハイポネックス)結束バンド、紐
リキダス(ハイポネックス)虫よけネット(幼苗時)
えひめAI-2(納豆、ドライイースト、ヨーグルト、砂糖)ビニール(幼苗時)
殺ダニ剤セリア、アーチ型支柱
ダイソー、園芸用噴霧器(330円)バケツ、スコップ(植え付け時)

大玉スイカの育て方、栽培のポイント。その他、注意点。

  • タキイ種苗=スイカ栽培マニュアル
  • プランター栽培でも病気にかかる。(炭疽病など)
  • 2階のベランダでもハダニは発生する。(アブラムシ、ウリハムシなどはあまり来なかった。)
  • 大玉スイカはつる性の植物で大きく成長するのでスペースがかなり必要。(地這いの場合、長さ3mは必要。つる引きをして株元に寄せれば短くできるがその場合、幅が必要になる。)
  • 高温と強い光を好むので、日当たりの良い場所に植え付ける。
  • つるぼけしやすいので、元肥は控えめにする。
  • つるは折れやすいので扱いに注意する。
  • 果実がある程度大きくなったら玉直しをして、全体の色づきをよくする。
  • 子づるを多めに残して葉の枚数を増やした方が果実は大きくなりやすいと思われる。
  • スペースがある場合、人工受粉を遅らせてつるを伸ばして、株が大きくなってから人工受粉すると良い。果実が大きくなるとツルの成長は遅くなっていく。
  • プランター栽培では2果取りではなく1果取りにしたほうが失敗が少ない。
  • 大玉スイカの場合、着果節までの孫づるは摘み取る。着果節以降の孫づるは放任する。
  • 果実の肥大(大きさ)については受粉後30日程度でほぼ決まる。潅水を多めにすることで、40日程度までは若干肥大の動きはある。
  • 水のやりすぎによる根腐れに注意する。排水性の良い土がおすすめ。
  • 定期的に葉に水、もしくは、えひめAI-2(微生物菌資材)、ニーム油、アーリーセーフなどをかけると病害虫予防に良い。
  • 収穫タイミングは人工授粉した日を書いておき、積算温度算出プログラム(・積算開始日・積算最終日・選択地域の地点[↓↓↓]から選択してください。の3つを選択してから[算出]ボタンを押す)を使用して決めると良い。(①品種(品種により日数や積算温度の違いあり)、②受粉からの日数(およそ40日~50日)、③積算温度(1000℃~1100℃)、④巻きひげの枯れ具合の4つを考慮。)

果実が大きく育たない場合のいろいろな原因

  • 気温が低い。
  • 天候不順で日射量が少ない。
  • 水やりの仕方、頻度。(水分過多、水分不足)
  • 肥料の量、追肥のタイミング。((肥料過多(つるボケ)、肥料不足)
  • 着果節が株元に近すぎる場合。
  • 土の容量が少ない、土の質が悪い。
  • つるの本数、葉の枚数。(多すぎ、少なすぎ)
  • 人口受粉のタイミングが早すぎた場合。
  • 病気や害虫の発生。

大玉スイカ栽培の様子

  • ドラッグストアで販売していた安価な培養土(このまま使える花と野菜の土 12L 220円)
  • 買い物かごに、切って丸穴を開けた遮光カーテンを敷く。
  • 鉢底石を敷いて、もみ殻くん炭や牛ふん堆肥などを混ぜた培養土を敷いて水をかけて植え付ける。
  • 巻きひげを絡ませるのに、ダイソーの遮光ネット(黒色、88cm×4m)を使用。(風で飛ばないように紐や結束バンドで固定)
  • 5月初旬
  • スイカは寒さに弱いので気温が低い場合は、透明なビニールなどをトンネル型に被覆して加温したほうが良い。
  • 5月21日頃
  • 親づるを摘心し子づるを伸ばす。
  • 6月上旬
  • 親づるに咲いた雌花や株元に近い雌花は摘み取る。
  • 6月中旬
  • 子づるに咲いた雌花に雄花の花粉をつけて人工授粉をする。
  • ハダニの食害で葉が黄色に変色している。(おそらく葉に水をかけていなかったため乾燥状態が続き発生)
  • ハダニ用の薬剤を散布(化学合成された農薬をかけたくない場合、天然物由来成分のコロマイトなどを葉の裏面を中心に散布する)
  • コロマイト乳剤
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  • スイカの黒い点は病気ではなく擦れたことによる傷。傷防止のためエアークッションと小皿を敷くが葉に水をかけると水が溜まってしまうので排水性のある別の物の方が良さそう。
  • 6月末
  • ベランダの奥にエアコンの室外機があるので、スイカ①のつるは直進させず、つる3本の内2本のつる先をベランダ外(屋根の上)に出るように誘因。1本はベランダ内をUターンするように誘因。
  • 7月初旬から7月中旬
  • 葉が混みあい足の踏み場はほぼない状態。
  • 葉の黒い部分は炭疽病の初期症状。炭疽病に効く農薬はSTダコニール1000(収穫3日前まで使用可能)、ストロビーフロアブル(収穫前日まで)など。
  • 今回は収穫予定日まで日数が少ないのでダコニールやストロービーなどは使用せず。(症状が大きいものは摘葉)
  • STダコニール 1000(予防剤。特徴:草花、野菜、果樹など様々な植物で、かび類(糸状菌)によって起こり、葉が変色するタイプの広範囲の病気に効果がある優れた総合殺菌剤)
  • ストロビーフロアブル(予防&治療剤。幅広い抗菌活性で各種作物の重要病害に効果を示す。予防効果に優れますが、治療効果も有します。有効成分が植物体に均一に拡散するため、安定した効果を維持することができえる。)
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  • 収穫2日前に巻きひげは根元まで枯れている。(巻きひげ付近の小さい葉も枯れている)
  • スイカ②のつる2本は直進させ、スイカ①の株元上を通過させている。
  • 黄化が進行した葉は摘葉する。スイカ②のつる先は少しだけベランダから飛び出している。
  • 「スイカ①」を人工授粉から40日、積算温度約1000℃で収穫。形状は丸い。初期にできた傷跡は残っている。
  • 大きさは直径約18㎝、重さは約3kgと小玉スイカサイズ。
  • 甘く、シャリ感があるので収穫タイミングはベストに感じる。糖度計が無いのでお店で買った糖度12度と10度のスイカと食べ比べてみると、糖度はおそらく12度はあると思われる。
  • 「スイカ②」は収穫予定日から5日前に巻きひげは既に枯れている。
  • 収穫予定日になったため、「スイカ②」も人工授粉から40日、積算温度約1000℃で収穫。形状は丸いがスイカ①と比べると少し頂点がズレていて歪んでいる。
  • 直径は約20㎝。重さは約4kgと「スイカ①」と比較してサイズが2㎝、重さが1kg程度大きく肥大している。
  • 「スイカ②」の甘さは大きさのせいか、甘いが、「スイカ①」には及ばない。シャリ感はある。あと2~3日置いてから収穫するとベストなタイミングになったかもしれない。

24Lサイズのプランターを使用しての大玉スイカの栽培結果

  • スイカは収穫できるが大玉サイズではなく小玉サイズのスイカができた。(直径約18cm~20cm。重さ3kg~4kg)
  • 初心者でもスペースがあれば、スイカの栽培は可能なので難易度はそれほど高くない。
  • 味は良い。
  • 買い物かごを使用しても栽培できたが、プランターの値段と変わらないのであえて使用する意味はない。
  • つるを5本仕立てにしたほうが、葉の枚数が多くなるので大きく育ったものと考えられる。(4本くらいが適正か?)
  • スペースがとれる場合は土容量を30L~50L以上にして、つるを長く伸ばしてから着果させたほうが5kg~6kgの大きなサイズになる。

初心者が家庭菜園を始める場合にかかる費用。プランターを使用して野菜を栽培する際に必要な物と役立つ知識

その他、プランターで大玉スイカを栽培している人のYouTube動画